アイロンネーム 名札用転写の作業手順 ★転写タイプ・白淡色布用 大きなサイズ

○準備

・固い机の上に新聞紙を数十枚重ねた上で作業します。
クッション性のある、アイロン台よりも、転写が確実で失敗がありません。

○手順

・グレーの外枠は文字バランスの目安ですので、これを無視して文字部分を余白のないように切り抜いて下さい。

・四角いままでも転写出来ますが、余白部分ののりが生地にのこり光ったかんじになります。角は洗濯時に剥がれやすい事もあり、切り抜いた方が長くきれいに使えます。

・アイロンはドライ/中温〜高温に設定します。

・プリントする部分の衣類を、先にアイロンをかけて温めておきます。

・印字面を“下”にして布に置きます。

・上から押さえるようにアイロンをあて、ぎゅーと押さえて約2〜3秒づつ、滑らせず、アイロンを持ち上げて位置をづ裸子ながら、ぎゅ〜を繰り返します。

・ふちは念入りに。

・アイロンによって熱の伝わり方は違いますので、様子を見ながら作業して下さい。

***茶色く変色=かけ過ぎです

***余白が白っぽい=のりが融けて布になじんでいません。もう少しかけて下さい。

・のりが完全に熱で溶けたら、2分待って冷めた頃ゆっくり紙をはがします。
(余白の透明部分が布になじんでいればOK。白っぽく浮いていたら、もう一度。)
・うまく剥がれないときは、再びアイロンをあて、熱でのりを溶かすイメージで。。

<仕上げ紙付きの場合>
仕上げ紙のつるつる面を下にしてネームにかぶせるように置き、再度その上から2,3秒アイロンで押えます。

完成です。

●コードレスアイロンはすぐに温度が下がるので、こまめに充電して温度を保って下さい。但しアイロンの熱にはくれぐれもご注意ください。
●後日、衣類にアイロンをかけるときは、ネームの部分を避けてください。

●アイロンプリントは後できれいに剥がす方法はありませんので、慣れていない方は不要の布等でまず試してみてください。

●洗濯後にひび割れや剥がれが見られる場合は、ホットクッキングペーパーなどを裏紙の代わりにのせてアイロンをかけ直して下さい。生地の種類にも寄りますが、2度がけが有効な場合もあります。


 転写の失敗例

・洗濯前

×転写の作業が不十分で、背景の透明部分が白く浮いています。

十分に熱と圧力をかけ背景の透明部分が布目になじんでいます。

・洗濯後(最初の1回)

×ボロボロと剥がれてきました。

問題ありません。


 耐久性

・数日に1回の洗濯(全自動)/乾燥機未使用/綿100%の凹凸のない生地の場合で、1〜2年はOK。多少劣化やはがれ、退色はあるものの、名前は読める状態。

・靴下の土踏まず部分に使用

 断続的に2年使ったあとの写真

 ●ゼッケン布

・一般的に「綿ブロード」はアイロンネームが剥がれやすい傾向にあります。表面の加工や、混紡の割合にも左右します。様子を見て、定期的に交換するか、綿100%の生地をご利用下さい。

綿50%〜100%が適正生地です。

 ●耐久性が落ちる原因

・転写の作業が不十分→カバーシートをのせてもう一度アイロン!
・転写した布
剥がれやすい表面加工がしてあった。
混紡の割合が高く不適な生地だった(綿50%以上が適しています)
・洗濯環境
乾燥機の使用、洗濯機の洗濯モードによる劣化(縦型全自動洗濯機+吊るし干しを基準にしています)